3．販売後も売り放しせず、稼働状況の確認など定期的に足を運ぶマメさ

お客様とはパートナーとして、お互いに利益を出して、お互いに発展していける関係でありたい

一台目の機械を入れた後にリピートしていただくということが本当に私の仕事の結果が出ているということです。自分の入れた機械が稼いで、利益を出して、次の機械をいれていただくというのが理想です。

私は、機械の稼動が次の仕事にも繋がると考えています。機械が上手く稼動しないと、お付き合いいただけませんし、次のご注文もいただけません。ですから私は、一台目の機械を入れたときがスタートだと思っています。自動旋盤というのは大きな買い物ですから、まめに足を運んで、密なお付き合いをさせて頂いているので、売りっぱなしではないところがお客様にも喜んでいただいています。お客様と私はパートナーです。お互いに利益を出して、お互いに発展していける関係でありたいと思っています。

私がメーカー時代には、メーカーから機械商社さんに機械を売り、その商社さんがお客様に売るという流れでやっていました。そのときには、伝票だけ回しているという面も少なからずありました。それを見て、いつも「それでは存在価値はどうなのだろう」と思っていました。売りっぱなしで終わってしまうのでは、私もお客様もお互いにつまらないですから、私は、メーカーにいた利点を生かして、他とは違ったサービスをしていきたいと思っています。

私は、メーカー側から色々な商社さんを見てきて、理想の商社を作りたいという気持ちが強くありました。私が見てきた商社さんの中には、尊敬できる商社さんもいました。利益だけでなく、お客様のために、社会のために一生懸命動いている商社さんもいました。私もあんなふうに動けたらいいなと思っていました。私にとって、最初にメーカーに勤めて色々な商社さんを見ることが出来たことが、一番の勉強になりました。商社さんからスタートすると、他の商社さんの姿勢は見られないですよね。私の場合には、幸運にも、売って、お客様に納めて、どのような対応をするのかというのがすべて見えていました。お客様からも、商社さんの良いところや悪いところのお話しを聞く機会もありましたので、本当に勉強になりました。困ったときにお電話をいただけるような関係作りが、重要だと考えています。